INTERVIEW

インタビュー

株式会社pdc

北井 宣晴様(営業本部 海外事業部 支店長) 
熊谷 浩行様(営業・海外担当 取締役兼 営業本部・海外本部 本部長)

「酒粕パック」などのワフードメイドシリーズが中国マーケットでもヒット

進まなかった中国市場開拓が京未来と動き始め一気に開拓された。

 実は京未来さんと出会う前も10年ほど中国マーケットを研究し、5年位は現地の代理店とビジネスをしていました。しかし、なかなか思うようには進まず、中国市場は一番大きいのをわかっていながらも他国で市場開拓してから最後に中国だねと考えていたのです。でもその考え方は京未来さんと出会って大きく変わりました。やはり一番大きいマーケットですから最初にやらねばと考えるようになったのです。
 京未来さんと出会う前に中国の市場で一番苦労したのは、正確な情報がなかなか入ってこないということでした。現地の代理店には販売のプロフェッショナルとか 販促のプロとか、日本語を流暢に話す方などそれぞれのプロがいたのですが、なかなか全体として連動しなくて正しい情報がつかめないことが多々ありました。その点、京未来さんは言葉から販促までの知識がほぼ皆さん同程度のスキルを持っている方ばかりで全ての業務がスムーズに進み、私の経験の中ではこういうチームを持っている代理店さんに出会ったことはなく、とても驚きました。

情報社会の先端を行く中国ではスピードが命。

 しかも京未来さんはスピードが抜群に速いのです。情報を掴むスピードも速いですが、掴んだ情報からどうやってメーカーを巻き込んでアウトプットしていくかという実行スピードが群を抜いています。そこは私たちには全くできていなかったのでとても感謝しています。
 今の中国はネットを利用した情報社会が日本より更に加速しています。以前の感覚でビジネスを展開していたらどうなっていただろうとゾッとするくらいスピードが違います。京未来さんと一緒に動くことでネットとリアルを融合させて展開しはじめたのは弊社にとっても非常によかったと思います。

目線合わせを大事にして共に戦略を構築していく。

 京未来さんと一緒に仕事していく中でとても大事だと感じているのは目線を合わせることだなと思っています。お互いの目線がちゃんとあっていないと正しいビジネスに導けないと京未来さんに言われてから、目線合わせをずっと繰り返していくうちにより精度が高まってきましたね。
 時には私たちの考えと京未来さんの考えがずれることがありますが、そんな時は喧々諤々目線を合わせをすることでしっかりゴールを設定できるようになるので、結果的により早く目標に対して動き出せるようになったりします。
 また商品が売れ始めるとどこのメーカーさんも苦労するのが模倣品の問題です。でも、この問題に関しても共同で対策を講じることが出来るのがいいですね。
 今は中国の方が進んでいることが多々あります。中国で上手くいったものを日本に持ってくるとか、日本で上手くいったことを中国にカスタマイズするなど、自社で持っている強みを活かしながらフレキシブルに成長の方法を模索していかないとグローバルなブランドにはなれないだろうと考えています。
 私たちは元々中国市場で売れる商品を持ってはいませんでした。中国市場に参入しても上手くいかず一度は取引をやめたのです。そこから京未来さんと流通の整理をしながら価格のコントロールも行い、酒粕パックのヒットを生み出すことができました。苦しみの中、止めるものは止め、新たな挑戦をしてきたことがいい結果に結びついたのだと思います。